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持ち物に血液型を書かせる謎

2007/2/11

 日頃から疑問に思っていたことで、「何故クレジットカード裏の署名と利用明細のサインを見比べる店が少ないのか」というものがあった。 正直、筆跡鑑定に出しても構わない位、重要チェック事項だと思うのだがなかなかそういった店にお目にかかることはない。
とどのつまり、書かなくたっていいのだ。

同様に「何故に色々な私物に血液型を書く欄があるのか」という、先とは逆転した謎がある。
手帳の最終頁を初め、財布に入っているカード類を見ても至る所に「血液型」「Blood Type」と項が設けられている。

そこでこの謎に対して私なりいくつかの仮説を立ててみた。

(1) 「空白のスペースをどう埋めるか会議」で採用された案
確かにありうるのだが、さすがにこれだけ多くの所持品に欄があることを踏まえれば、複数の会社が偶然一致したとは考えにくいので確率的に無し。

(2) 輸血を受ける際、血液型検査の時間短縮の為
私自身これが一番納得がいくものだし善意が感じられるので正解に一番近いと考えたのだが、残念ながらこれこそ全くの間違いであった。 「血液型 輸血 死亡」などのキーワードをGoogleに打ち込むと一目瞭然だが(ものぐささんのためのリンク)、これまでには輸血時に血液型不一致による死亡事故が数多く起きているのである。
こういった過去を考えれば、さすがに持ち物に書かれた血液型を信用して輸血を開始する医師や病院はないであろう。

(3) 自分の血液型をうっかり忘れた時の為
まあ無い。 「あれ?俺BだっけAだっけ」ってどれだけ脳萎縮が進んでいるんだ、という話であろう。


と考え進めると「善意性、納得度」を満たすこの説しかないという結論に達してしまう。


(4) 落し物を拾った人が落とし主との相性を調べてから届けたい為


自らの仮説を自ら打ち消しつつ辿りついてしまったこの結論に、私はこの血液型欄を設けた人類に対し哀愁の念を禁じえない。

日々同じことを繰り返し、心の貧困にあえぐ人々。 
その中で偶然見つけた手帳。
降り注ぐ雪。
「住所は書いてある。すぐ隣町。明日届けてあげよう・・・」と思いながらそっと開く血液型占いの本。
いつか、未だ見ぬ人にそんなひと時を授けることができるスペース「血液型」。 誰が埋めずにいられようか。

こうして多くの人々が抱いていた謎を(珍しく)解明まで導いて、私は床に就きたいと思う。


 ※筆者が就寝直前に思いのまま書いた一遍につき、後に多大な修正・加筆が加わる可能性大です。

 

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