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シリーズ日本語の謎 「サクラサク」

2005/5/2

「サ ク ラ サ ク」
話には聞いているが、実際に合否通知をサクラの開花状況で表現されたことがある人はどれ程いるのだろうか。
(気になったので押入れをひっくり返して調べてみたのだが、私の元にこれまで届いた合否通知の中にサクラの文字は見当たらなかった。)

日本の国花である「桜」を用いて返答とするなんて随分と粋なことをしているように捉えがちだが、それならもう一つの国花である「菊」ではどうだろう。
寝る間も惜しみ、煩悩を消し去って勉強して望んだ試験の結果、「キクサク」などという暗号のような4文字を返されたら、さらなる問題かと思ってしまう人続出である。
 たとえ合格通知だと受け取れても、仏花としてのイメージが強い菊が咲いたと言われたところで、一点のくもり無き笑顔で喜ぶ自信が持てない。「あいつ受かったんだってよ」なんて祝福のつもりで机の上に菊の花を置いてクラスで待ち構えたりした日には、次の日から登校拒否になっても不自然ではないだろう。

ついでに言わせてもらえば、世界中で4月を学校の年度始めとしているのは少数派で、欧米を始め多くの国では9月が学校年度初めである。
 たまたま4月に「桜」という、打ってつけの季節の風物詩があったから良いものの、「ツユアケル」「ウミヒラク」なんて間抜けな合格通知となりかねなかったのだ。

まとめとして、桜は時期が来れば必ず咲くものであり、咲こうが散ろうが合否通知はしっかりと行ってほしいということである。

 

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