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渋滞の先頭に責任追及をしない謎

2004/6/30


予期せぬ渋滞に捕まる度に、パブロフの犬の如く渋滞の原因を知りたがるのは、ある種ドライバーの役割でもあり、性でもある。

その列に並び続ける限りいつかは渋滞の先端に辿り着くのだが、自然渋滞で無ければそこには何かしらの原因が存在する。

それが例えば、自然災害やバス電車等公共交通機関の安全の為ならば誰も文句は言わない。
今回は交通量に沿わない道路を作った行政の責任や都市計画の甘さについては言及せず、ついでに先頭で三菱パジェロが炎上していたとしても目をつぶることにしよう。

腹のむしが収まらないのは一方的に起こした事故や迷惑な路上駐車である。
特に止まっている車に追突したり、道路に面する家を建てるための工事車両などで渋滞していようものなら、今まで待たされた恨みを晴らしたくなるのは当然で、それは性格の善し悪しでは無い。
例え10分程度余計な時間を費やされたとしても、それは1台としてであり、のべ人数で換算すればどれ位の時間損失を生み出しているのか想像するだけで腹が立つ。
信用度は別として国土交通省の試算では、首都東京での渋滞における年間経済損失額は年間1.6兆円にも上るというから驚きだ。


そこでどうだろう、渋滞を発生させた個人に完全に非があることが認められた場合は、渋滞を抜けたドライバーがよく熟れた柿を投げつけていいことにしてみては。

かつて多摩川でアザラシが見つかった時に、川沿いで便乗して見物客にアイスを売っていたように、渋滞情報を聞きつけた屋台業者が、その列を回りながら熟れた柿を売れば多少は経済損失の穴埋めにもなろう。
もちろん道路交通法にも明記し、さらに柿販売を行政側が行えば多少の税収も見込める。

ここで「熟れた柿を年中売る事は難しいぞ」といった声が聞こえてきそうだが、その季節に合った果物で代用しても良い。
夏はサランラップで巻いたスイカでもいいし、春なら茶色くなった桃でも効果は期待できる。
私としては四季を通じて使用可能で手も汚さないので、多少値は張るがコンビニの万引き犯用カラーボールが人気をさらうのではないかと考えている。

この案は常日頃、どうしてどの党もマニフェストに入れないのか不思議で仕方が無かったことである。

とにもかくにも、多大な損害を与える渋滞を引き起こしておきながら、何食わぬ顔をしているなどということは怒りを通り越して謎であり、少なくとも渋滞が解消するまでは、迷惑をかけた一台一台に向かって頭を下げさせることくらい強制できないものか。

 

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